大学が学生を守るために絶対知っておきたい謝罪会見の基本

大学が学生を守るために絶対知っておきたい謝罪会見の基本

学生が不祥事を起こしたとき、メディアから学校に取材依頼があったり情報開示を求められるケースがあります。

しかし学校法人における学生は従業員というより顧客に近い位置にあり、守るべき存在なので個人情報は出せません。

そのため対応が情報隠蔽をしているなどと受け取られがちで、結果的に炎上してしまうケースが少なくありません。

 

また運動部員が起こした不祥事は大きく報道される傾向にあり、大学スポーツは不祥事の温床であるかのような印象を与えます。

本当の意味で学生を守るために、報道が白熱した時何ができるでしょうか?

緊急時の広報は待ったなし!「スピード」と「透明性」が重要

大学スポーツは学生の任意団体という場合がほとんどで、大学本体が関与できる体制にありません。そして不祥事が起きたとき、対応できる知識や経験ある人間が組織内にいない場合があります。どのように対応すればいいかわからず時間だけが過ぎていき、報道が負のスパイラルに入ってしまったら最悪の結果になってしまうことがあります。

 

場当たり的に我流で対応することはとても危険です。緊急時の取材や記者会見の時、どのように対応するかによってメディアへの心証は大きく変わります。スピード感があり誠実で透明性のある適切な広報対応によって失墜しそうな大学のイメージを回復させるケースもあります。

 

組織内に対応できる人間がいない場合は、とにかくできるだけ早く専門家やプロに「やってはいけないこと」を教えてもらってください。対応が遅いとそんなつもりはなくても逃げ回っている、雲隠れをしているなどと世間にネガティブな印象を与えてしまいます。

最近行われた謝罪会見の改善案の一例

上記は最近行われた謝罪会見の改善案の一例です。

 

不祥事に関連した映像や画像がある場合、ネットの動画やテレビのニュースで流れ続けることを避けることが最善の策です。

とても勇気のいる対応ですが、学生の将来と大学を守るためにできるだけ早い透明性がある情報開示をしましょう。

今、教育機関に求められる危機管理広報とは?

大学スポーツは過去に何度も不祥事が起きています。

監督を中心とした村社会のような小さな世界では、超えてはならない一線を組織のために超えることが起きそうになっても防止策がありません。そして監督にはチームを強くすること、強い選手をスカウトできること、勝てば大学のブランドに寄与するという正のミッションしか与えられていません。今後は監督や責任者に与えるミッションに危機管理が加えられるべきではないでしょうか?

 

アメリカではアメリカンフットボールやバスケットボールなどの大学スポーツはプロスポーツにも引けをとらない人気があります。

全てを管理・運営しているのは全米大学競技スポーツ連盟で通称NCAAと呼ばれる統括組織です。NCAAには全米の約2300大学のうち約1100大学が加盟しており、全体の歳入は約8000億円(2010年度) と推測されています。そして不祥事に対する処分の明確で統一された基準があります。

 

一方、日本ではこのNCAAに相当する組織はなく種目ごとに学生競技団体があり、不祥事に対する処分の明確で統一された基準がありません。政府は日本版NCAAを2018年度中に設立するべく、学産官連携協議会を設立し、急ピッチで検討を進めています。もし実現すれば、さまざまな対応を透明化・明確に示すことで 大学スポーツの印象をより良くすることを期待できると思います。

 

しかし危機管理広報については、これらの実現を待っていることは得策ではありません。危機は突然やってくるのです。

一般企業と異なり、大学は組織内で横の連携が難しいケースが珍しくありません。組織形態に合わせて部署ごとに危機管理広報トレーニングを導入する団体もあります。煩雑ではありますが、学生と大学を守るため今出来ることからまずは一歩取り組みをはじめましょう。

最後に

このMAGAZINEが、大学の危機の対応力を日頃から鍛えるきっかけに少しでもなれたら嬉しいです。危機管理広報に関する講習会の開催などは当社もサポートさせて頂いております。ご興味がおありでしたら、ぜひお問い合わせください。

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