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森喜朗氏発言が繰り返されないために

2021.02.06

今必要な危機管理広報・危機管理広報

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何が問題だったのか?

森会長の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」と発言したことについて活発に議論が飛び交いました。

さらに、翌日発言を撤回しましたが、謝罪会見であるにもかかわらず、反省の色が見られず“開き直り会見”の印象を世間に与えました。

今回の発言は明らかに女性蔑視であり、問題があり、差別的でした。

日本はジェンダーギャップ指数121位です。

トップである方の発言が、このような内容であることが象徴していると感じます。

今回の発言は、国内だけでなくワシントンポスト、ニューヨークタイムズなど、世界の主要メディアでも取り上げられ問題として扱われています。

五輪開催の代表としていかなる会合であってもメディアがいる場で、自身の立場と発言の重さを改めて受け止めてほしいと感じます。

各メディアや有識者によって、何がいけなかったのかと批判、議論することはとても大事だと思います。

同時に、では今後どうすれば良いかと議論することも同じくらい必要で、具体的に再発を防止できる施策や、アプローチできる対策について、議論した結果や方向性を小さくでもいいので働きかけができるきっかけになれれば前進できます。

伝え方と考え方をアップデートする

森会長の場合は、今回のみならず度重なる失言のあと、何がいけなかったのか本質的に振り返り、謝罪し以下の2点を行うことが必要だと思います。

①公的な場での発言の改善(伝え方)

②アンコンシャスバイアスの改善(考え方)

①より②は、他者へのリスペクトを含め、本質的に価値観やバイアスの変化をさせることは、外部から働きかける場合、個人差はもちろんありますが、高齢の方は時間がかかるケースが多いのも現状です。

しかし、老害だからと言って許されるわけではありません。

昨年9月に批判が集まった、足立区議会の自民党議員(78)によるLGBTQへの差別発言の後、謝罪がありませんでした。

このようなトップの方に、自身にバイアスがあることは問題だと認識してもらうような、罰則や教育啓蒙など仕組みづくりも今後必要になってくるのではないでしょうか。

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