医療従事者の接種が進められてきた新型コロナウイルスワクチン。高齢者を対象に一部の市町村で接種が始まり 、今後は高齢者以外の世代にも広がっていく予定です。
ワクチンに対しては副作用などの心配する声もあり、厚生労働省研究班が医療従事者を対象に実施している健康調査の中間報告によると、接種翌日に痛みや倦怠けんたい感などの症状が出た人は多いとし、2度目の接種を受けた約1万7000人の6%が、接種後に「勤務を休んだ」と報告しています。
そんな中、河野規制改革担当大臣は、3月14日の自身のインターネット番組で「ワクチンに関しては、情報をしっかり集めてもらい、1人でも多くの方に打っていただきたい」というメッセージを発信すると同時に、現役世代が「ワクチン接種のための休暇」や「副反応が出たときの休暇」を取得できるよう、経済界に働きかけていく考えを示しました。
また、加藤官房長官は、記者会見で、ワクチン接種を働く人が受けやすい環境を作るための休暇について、強制につながらないよう留意しながら経済界への働きかけを含め対応を検討する考えを示しています。