アメリカ人のインターネットやスマートフォンよりも、ソーシャルメディアが社会に与える影響について、はるかに否定的な見方をしていることが、YouGovの最新調査で明らかになりました。この調査は、ジャーナリストのノア・スミス氏が先月実施した一連のTwitter投票に着想を得ており、比較的似た結果が得られました。全米代表7,481人を対象にした最新の調査結果からは、アメリカ人は、これら3つの主要な技術的発展が人類にどのような影響を与えたかについて、見解が分かれていることが示されています。
少なくとも3人に2人のアメリカ人が、インターネット(64%)またはスマートフォン(62%)の発明が人類にとって全体的に肯定的な影響を与えたと考えている一方で、ソーシャルメディアの発明がそうだと思う人はわずか38%です。インターネット(10%)またはスマートフォン(13%)の発明が、全体的に見て悪いものだったと考えている人は、約10人に1人程度ですが、ソーシャルメディアについては、その数が2倍以上の29%に上ります。
ソーシャルメディアは、インターネットやスマートフォンの主要なプラットフォームですが、それらの発明が人類にとって良いものだと考えている人たちは、ソーシャルメディアについては意見が分かれています。インターネットの発明が人類にとって良いものだと考えているアメリカ人のうち、ソーシャルメディアについて同じことを言う人は55%だけであり、スマートフォンについても同様の割合で56%です。
参照元:Most say the invention of the internet was good for humanity; not so for social media
この調査からは、アメリカ人の間で、ソーシャルメディアの発明が人類にとってどのような影響を与えたかについて、まだ見解が分かれていることが明らかになりました。特に年配の人たちは、ソーシャルメディアに対する否定的な見方が強く、その影響を肯定的に見る人は少数派です。企業としては、この調査結果を踏まえ、ソーシャルメディアを利用する際に、より責任ある運用を心がけることが求められるでしょう。例えば、情報の正確性やプライバシー保護などについて、十分な配慮が必要です。また、調査から明らかになった年齢差についても、ターゲットとするユーザー層に合わせた対応をすることが重要です。